超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2015年12月2日水曜日

JSTU2015での依頼講演

JSTU2015において福田浩之先生とともに依頼講演を行ないました。臨床・基礎の合同講演というJSTUにおける新しい形式での発表をおこないました。


[1] 福田浩之, 沼田和司, 道端信貴, 羽尾義輝, 野崎昭人, 中馬 誠, 近藤正晃, 前田 慎, 田中克明, 伊藤 龍, 貝沼 修, 山口武人, 竜 崇正, 小林 暁, 徳田淳一, 栢菅 篤, 小泉憲裕,光石 衛, 松本洋一郎, 葭仲 潔: 3D Slicer と呼吸トラッキングを用いた肝癌の HIFU 治療, 第14回日本超音波治療研究会(JSTU2015), 高知市文化プラザかるぽーと, 2015.11.28.

[2] 小泉憲裕, 福田浩之, 月原弘之, 葭仲 潔, 宮嵜英世, 川﨑元敬, 牛田享宏, 沼田和司, 杉田直彦, 本間之夫, 松本洋一郎, 光石 衛: 医デジ化にもとづく超音波医療診断・治療システムの構築, 第14回日本超音波治療研究会(JSTU2015), 高知市文化プラザかるぽーと, 2015.11.28.

福田先生からはわれわれが開発する,トラッキングシステムの臨床現場での応用展開とその有用性をご紹介たまわりました。また、私からは『医デジ化研究プロジェクト』を電気通信大学 小泉研究室の発足とともに紹介しました。内田豊昭先生、古澤秀実先生をはじめ、特に臨床の先生方から、医デジ化研究の有用性についての激励コメントをたまわり、医デジ化の推進が臨床の現場から強く求められていることを強く実感しました。

この場をお借りして、当日われわれの研究に対して貴重なご助言およびコメントをたまわりました先生方、皆様に厚くお礼もうしあげます。


2015年10月2日金曜日

着任のご挨拶

先生方、皆様

いつも大変お世話になり、深謝もうしあげます。
さて、10月1日付けで、電気通信大学に准教授として着任いたしましたので、ご報告もうしあげます。

今後とも医療ロボットの発展にすこしでも貢献できるよう、先生方、皆様に助けていただきながら、一歩一歩、精進してゆければと期待しております。

ひきつづき、大変お世話になりますが、ご指導たまわりますよう、また、お力をお貸しいただけますよう、どうぞよろしくお願いもうしあげます。

小泉

連絡先:
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准教授 小泉憲裕
〒182-8585 東京都調布市 調布ケ丘1丁目5−1
電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻
東4号館6階624号室
Mobile: 090-3149-3836
Tel: 042-443-5417
Email: nkoizumi@ieee.org
http://www.medigit.mi.uec.ac.jp/
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Norihiro Koizumi, Associate Professor
Address: 1-5-1 Chofugaoka, Chofu, Tokyo 182-8585 JAPAN
Department of Mechanical and Intelligent Systems,
Graduate School of Informatics and Engineering,
The University of Electro-Communications (UEC).
Room No. 624, 6th floor, Building E-4.
Mobile: 090-3149-3836
Tel: 042-443-5417
Email: nkoizumi@ieee.org
http://www.medigit.mi.uec.ac.jp/
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2015年9月28日月曜日

IROS2015での研究成果発表

IROS2015のMedical Robots and Systems 1のセッションで非侵襲超音波診断・治療統合システムにおける ロバスト性向上のための追従状態自動復帰法について発表いたしました。

Norihiro Koizumi, Takakazu Funamoto, Joonho Seo, Hiroyuki Tsukihara, Hiroyuki Fukuda, Hideyo Miyazaki, Kiyoshi Yoshinaka, Takashi Azuma, Naohiko Sugita, Kazushi Numata, Yukio Homma,Yoichiro Matsumoto, and Mamoru Mitsuishi, "An extremely robust US based focal lesion servo system incorporating a servo recovery algorithm for a NIUTS," in Proc. of 2015 IEEE/RSJ Int. Conf. Intelligent Robotics and Systems (IROS 2015) , WeCT6.4, 2015.9.30, Congress Center Hamburg (CCH), Hamburg, Germany, 2015. PDF

(Q)治療用超音波と診断用超音波の干渉はどうか?
(A)干渉しないように同期信号を用いている。具体的に治療用超音波を打っている間は診断用超音波で見ない、診断用超音波で見ている間は治療用超音波を打たないという処理を実現している。

2015年8月21日金曜日

EMBC2015での研究発表,高校生の見学

EMBC2015の”Focused ultrasound therapy and robotic technology: from the concept to the bedside”のセッションでHIFUのためのSolutions for motion compensationについて発表いたしました。





また,国際基督教大学高等学校の生徒の皆さんにわれわれのNIUTSをデモしました。生徒さん方の大変熱心な姿勢にわれわれも大変刺激を受けました。見学者のなかから将来,国際的に活躍する大科学技術者が生まれんことを期待いたします。



2015年5月19日火曜日

日経新聞への掲載

5月18日の日経新聞でわれわれの非侵襲超音波診断・治療統合システムの研究が紹介されました。


がん追跡し超音波照射 東大が高精度の治療装置開発
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO86914770X10C15A5TJM000/


掲載当日は,ROBOMECH2015のポスター発表日でもあり,日経掲載の反響も大きく,数多くのご質問や有益なコメントを賜りました。この場をお借りして深謝もうしあげます。

藤井達也, 小泉憲裕, 李 東俊, 月原弘之, 福田浩之, 葭仲 潔, 東 隆, 宮嵜英世, 杉田直彦, 本間之夫, 沼田和司, 松本洋一郎, 光石 衛,  "非侵襲超音波診断・治療統合システムにおける臓器追従精度向上に関する研究," 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス'14講演会講演論文集, 2015.05.17-19, 京都市勧業館「みやこめっせ」, 京都.

ROBOMECH2015発表風景

2015年4月18日土曜日

ISTU2015における成果発表

International Symposium on Therapeutic Ultrasound 2015 (ISTU 2015,2015.4.15-18, Dom church, Utrecht, The Netherlands )において,下記3件の発表を行ないました.教会のなかでのプレゼンテーションは新鮮な体験でした.また,多くの方々を前に発表・ディスカッションさせていただくことができ,多くのご質問・有益なコメントを賜りました.この場を借りてお礼申し上げるとともに今後の研究活動に積極的にフィードバックしてゆければと期待しております.

[1] Norihiro Koizumi, Dongjun Lee, Tatsuya Fujii, Hiroyuki Tsukihara, Hiroyuki Fukuda, Kiyoshi Yoshinaka, Takashi Azuma, Hideyo Miyazaki, Naohiko Sugita, Kazushi Numata, Yukio Homma, Yoichiro Matsumoto, and Mamoru Mitsuishi," Position and orientation input device for non-invasive ultrasound theragnostic system (NIUTS)," 12th International Symposium on Therapeutic Ultrasound (ISTU 2015), No.Oral-63, 2015.4.15-18, Utrecht, Netherlands, 2015.

[2] Dongjun Lee, Norihiro Koizumi, Tatsuya Fujii, Hiroyuki Fukuda, Hiroyuki Tsukihara, Takashi Azuma, Kiyoshi Yoshinaka , Nobutaka Doba, Katsuaki Tanaka, Ayako Takeda, Kazushi Numata, Naohiko Sugita, Yukio Homma, Yoichiro Matsumoto, and Mamoru Mitsuishi," A robust tracking method of focal lesions for US guided RFA treatments," 12th International Symposium on Therapeutic Ultrasound (ISTU 2015), No.Poster-48, 2015.4.15-18, Utrecht, Netherlands, 2015.

[3] Hiroyuki Fukuda, Nobutaka Doba, Kazushi Numata, Ayako Takeda, Yoshiharu Hao, Akito Nozaki, Masaaki Kondo, Makoto Chuma, Shin Maeda, Katsuaki Tanaka, Tatsuya Fujii, Dongjun Lee, Norihiro Koizumi, Hiroyuki Tsukihara, Mamoru Mitsuishi, Yoichiro Matsumoto, Kiyoshi Yoshinaka, Akira Kobayashi, and Jun Tokuda, "HIFU treatment for hepatocellular carcinoma using respiratory motion tracking system and 3D slicer navigation system," 12th International Symposium on Therapeutic Ultrasound (ISTU 2015), No.Oral-8, 2015.4.15-18, Utrecht, Netherlands, 2015.

発表風景

2015年4月14日火曜日

2015年度 日本設計工学会 The Most Interesting Reading賞受賞

2014年度に執筆した下記の解説論文につきまして,設計工学会よりThe Most Interesting Reading賞を賜りましたのでご報告もうしあげます。この場をお借りして,執筆にご協力賜りました先生方をはじめ,皆様方にお礼もうしあげます。

小泉憲裕, 月原弘之, 光石 衛, "医デジ化にもとづく超音波医療診断・治療統合システムの構築法," 設計工学会誌, Vol.49, No.6, pp.6-13, 2014. PDF

本報では,著者らが開発している非侵襲超音波医療診断・治療統合システムを例として取りあげ,著者らが提案する医デジ化に基づく医療支援システムの構築法について概説しています。

笹島和幸会長と記念写真


賞状

賞牌