超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2019年5月17日金曜日

日本超音波医学会第 92 回学術集会における研究成果発表

日本超音波医学会第 92 回学術集会(5 月 24 日(金)~
26 日(日),グランドプリンスホテル新高輪)において下記2件の研究成果発表を行ないました。座長で共同演者の千葉 裕先生(あずみ病院)、四谷淳子先生(福井大学)はじめ、先生方、皆様方より多くのご助言・ご指導・コメントをたまわりまことにありがとうございます。引き続き大変お世話になりますが、お力添えをたまわりますよう、どうぞよろしくもうしあげます。

[1] 92-WS-泌10 在宅診断に向けた持ち運び可能な小型超音波診断ロボットの開発 S438 佐々木雄大,江浦史生,小林賢人,近藤亮祐,富田恭平,西山 悠,月原弘之, 松本直樹 ,小泉憲裕,千葉 裕

[2] 92-PD-消07 超音波画像解析と病理画像解析による膵脂肪の定量的評価の比較 S295 松本直樹,小川眞広,高橋利実,今津博雄,森山光彦,高山忠利,杉谷雅彦, 小泉憲裕,近藤亮祐

日本超音波医学会第 92 回学術集会抄録集:
https://www.jsum.or.jp/public/92nd_pdf/all.pdf

非侵襲の超音波診断・治療を支援するベッド型ロボットの開発プロジェクト

本研究開発プロジェクトでは, 画像適正化のための人体との接触安定性を考慮したベッド型超音波診断・治療ロボットを大林製作所、電気通信大学らが共同で研究・開発する

われわれが提案するロボットは、超音波画像データから、人工知能技術を用いて臓器内の患部を超高精度(目標抽出精度は1mm, 運動する臓器であっても2.5mm)に抽出・表示するとともにこれにロックオンする。これにより、治療の際の患部以外への損傷を大きく低減、誰もが一定水準以上で診断・治療することを強力に支援しようとするものである。

参考:
医デジ化に基づく医療支援システムの構築法

開発中のベッド型超音波診断・治療ロボット

助成事業名 平成30年度埼玉県新技術・製品化開発費補助金, 非侵襲の超音波診断・治療を支援するベッド型ロボットの開発, 代表機関:(株)大林製作所, 共同機関:ニイガタ(株), 電気通信大学, 横浜市立大学, 東京大学