超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2016年9月12日月曜日

電気評論への解説論文掲載

電気評論の9月号(特集 「超音波利用の動向」 )に超音波技術の医療応用に関するわれわれの解説論文が掲載されました。

小泉憲裕, 月原弘之, 松本洋一郎, 光石 衛, "超音波による診断・治療統合技術ー医デジ化(Me-DigIT)による医療技能/技術の再構築ー," 電気評論, Vol.101, No.9, pp.12-16, 2016.

2016年9月8日木曜日

ロボット学会における研究成果発表

第34回日本ロボット学会学術講演会で成果発表を行ないました。当日は座長の近野敦先生(北海道大学)、辻田哲平先生(防衛大学校)、フロアからも恋水諄源先生(大阪大学医学部)をはじめ、多くの有益なご助言をたまわり、深謝もうしあげます。今後の研究にフィードバックしてゆければとおもいますので、ひきつづき、どうぞよろしくお願いもうしあげます。

2016.9.7 ○栢菅 篤(発表者),小泉憲裕,冨田恭平, 月原弘之,福田浩之,葭仲 潔,東 隆,宮嵜英世,杉田直彦,沼田和司,本間之夫,松本洋一郎,光石 衛, 音響シャドウ存在下において変形・回転する臓器内の患部に対する追従ロバスト性の向上, 1W1-05, 日本ロボット学会学術講演会, 山形大学小白川キャンパス, 山形, 2016.

発表風景

TAMA協会主催の講演会で医デジ化について講演

TAMA協会主催の講演会で『医デジ化』について講演いたします。
IoT(ロボット)×医療→イノベーション
で第4次産業革命を推進できればとおもいます。

IoT(ロボット)技術の発達により、医療機器は、今後ますますロボット化(われわれは、これを医デジ化と呼んでいます)してゆきます。本講演ではその一つとして、超音波診断・治療機器を取り上げ、医療機器のロボット化について一緒に考えてみたいとおもいます。

医デジ化により、世界中の誰もが、いつでもどこにいても質の高い医療を享受できるようになります。

よろしければぜひお越しいただき、ご助言、お力添えたまわりましたらと希望しております。

小泉

 TAMA協会は文部科学省の後援を得て「医療イノベーションフォーラム」を定期的に開催しています。平成28年度第3回目の「医療イノベーションフォーラム」を以下の要領で開催します。今回は、“IoT・ロボット技術の医療展開”を主たるテーマとして開催します。各位のご参加を期待します(ご案内が重複した際は、ご容赦願います)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.日時:平成28年9月27日(火)16時30分~19時

2.場所:八王子先端技術センター「開発・交流プラザ」
          (JR八王子駅北口、TCビル・5階会議室)

3.講演1:新成長戦略と第4次産業革命
・講師:内閣官房 日本経済再生総合事務局
企画官 桑原 智隆氏
・概要:先ず、第4次産業革命による社会変革や新しい産業構造に向けて、安倍内閣が進める新成長戦略を俯瞰して頂きます。その後、IoT・ロボットの活用による第4次産業革命に向けた健康医療分野などのイノベ ーション、成長戦略の鍵となる「未来への投資」の加速の重要性などを説明して貰います。

4.講演2:医デジ化にもとづく医療診断・治療ロボットの開発
       ~医療・バイオはあたらしいデジタルだ!~
・講師:電気通信大学 大学院情報理工学研究科
准教授 小泉 憲裕氏
・概要:医療・バイオとIT(ロボット)技術の交差点にはきわめて大きな可能性が秘められているのではないかという期待は日々急速に高まり,膨らみ続けています。本講演では,医デジ化という独自の方法論にもとづいて医療支援システムを構築する方法について、超音波医療診断・治療ロボットを例に挙げて紹介していただきます。

5.講演3:非接触バイタルサイン計測技術による革新的な医用機器の実用化研究・開発
・講師: 電気通信大学 大学院情報理工学研究科
助教 孫 光鎬氏
・概要:人体に触れずにバイタルサインを計測する技術の開発がにわかに活になっています。その利点は, 患者への負担が少なく,無拘束・無意識などが挙げられます。本講演では,レーダーやサーモグラフィによるバイタルサイン計測技術を活用し,新感染症スクリーニングシステムの実用化研究・開発について紹介していただきます。

6.名刺交換会・情報交流会

●本フォーラムにご出席希望の方は、お手数ですが下記のFAXもしくは電子メールにて申し込みをお願いします。
  ・FAX :042-631-1124  松本
  ・電子メール:matsumoto@tamaweb.or.jp


桑原智隆企画官、久野美和子先生、松本浩造様と内閣府にて

2016年9月1日木曜日

日本ハイパーサーミア学会第33回大会における招待講演

2016.9.2-3 小泉憲裕, 月原弘之, 福田浩之, 宮嵜英世, 沼田和司, 光石 衛, 超音波ガイド下HIFU治療の高速・高精度化を実現する体動補償技術, ハイパーサーミアにおける新しい装置の開発に向けて, 日本ハイパーサーミア学会第33回大会, つくば国際会議場, 茨城.

黒田 輝先生にお招きいただいて、体動補償技術についての講演を行ないました。セッションでは数多くの有益なコメント・ご助言をたまわり、深謝もうしあげます。

Mark W. Dewhirst先生の講演風景