超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2017年7月17日月曜日

International Journal of Computer Assisted Radiology and Surgery (IJCARS)誌への論文掲載

International Journal of Computer Assisted Radiology and Surgery (IJCARS)誌に肝細胞癌に対する超音波治療のための新規のナビゲーションシステム用デバイスに関する道端信貴先生先生(横須賀市民病院)らとの共著論文が掲載されました。

<概要>
体表のマーカーに加えて腫瘍などの体内のターゲットそのものを生体マーカーとして利用、基準点登録するという新しい発想をシステムに導入、新しい肝細胞癌に対する超音波治療のためのナビゲーションシステム用デバイスを提案しています。

これにより3次元CT画像および2次元超音波画像のターゲット近傍におけるレジストレーションの精度向上が可能になり、結果として超音波治療の精度が大きく向上する可能性が確認されました。

[1] Nobutaka Doba, Hiroyuki Fukuda, Kazushi Numata, Yoshiteru Hao, Kouji Hara, Akito Nozaki, Masaaki Kondo, Makoto Chuma, Katsuaki Tanaka, Shigeo Takebayashi, Norihiro Koizumi, Akira Kobayashi, Junichi Tokuda, Shin Maeda, "A new device for fiducial registration of image-guided navigation system for liver RFA," International Journal of Computer Assisted Radiology and Surgery (IJCARS), 10 pages, https://doi.org/10.1007/s11548-017-1647-9, 2017. IF=1.8