超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2018年3月2日金曜日

川﨑元敬先生による体表を傷つけない、画期的な強力集束超音波疼痛緩和治療についてのご講演

電気通信大学脳科学ライフサポート研究センターセミナーにおいて高知大学医学部附属病院の川﨑元敬先生に電通大にお越しいただいて、ご講演たまわりました。体表を傷つけない、画期的な強力集束超音波疼痛緩和治療の最新の成果についてご講演たまわり、大変勉強になり、質疑応答も白熱しました!!

共同研究におきましても引き続き大変お世話になりますが、ご助言・ご指導・御力添えをたまわりますよう、どうぞよろしくお願いもうしあげます。

電気通信大学脳科学ライフサポート研究センターセミナー:
http://blsc-uec.net/seminar/

川﨑元敬先生のご講演内容:
痛みの緩和は、いずれの骨関節疾患においても対処すべき重要な課題です。なかでも、長引く痛みである慢性痛は心身に影響を及ぼし、患者の活動性や生活の質を低下させます。

このような痛みに対してさまざまな治療が実施されますが、できるだけ身体的負担が少なく効果的な治療法が理想的です。今回紹介する集束超音波治療は、体表に侵襲を与えることなく、多数の強力超音波を体内で集束させて熱による蛋白変性を利用し標的部位を治療します。

これをMR画像の誘導により、安全にピンポイントの疼痛緩和治療が達成できます。この治療効果を生かして、痛みを伴う骨転移、慢性の腰痛や膝痛に対する治療を実施してきましたので、その成果と今後の課題について発表いたします。

ご講演資料:
http://blsc-uec.net/wpblsc/wp-content/uploads/KawasakiForHP-BLSCseminar.pdf

川﨑元敬先生のご講演風景 その1

川﨑元敬先生のご講演風景 その2

川﨑元敬先生のご講演風景 その3