超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2018年3月19日月曜日

栃木高校におけるSSH学問探究講義

「大学の専門的講義を受けることで、学問への探究心を深めるとともに、進路意識を醸成し、学習意欲を向上させる」という目的のもとに開講される栃木高校の「SSH学問探究講義」において、『医療・バイオはあたらしいデジタルだ-医デジ化による超高精度な診断・治療の実現-』をテーマに出張講義を行ないました。栃木高校では、『科学的手法を身につけた有為な人材を育成する教育プログラムの開発』を研究開発課題としてSSH事業に採択されています。

フレッシュで聡明な学生の皆様方を目の前にして、自分自身の起点・原点を今一度思い起こすことができ、とっても有意義で素敵な時間を過ごすことができました。学生の皆様方には事前課題や講義中の問いかけにもしっかりと答えておられて、大変心強く感じました。このような機会を与えていただき、いろいろとお世話になりました進路指導部長の加藤達也先生はじめ、栃木高校の関係者の皆様方に深謝もうしあげます。

学生の皆様方が

1.自分自身にとっての人生の最終目的地(人生における独自の北極星や富士山の頂上!)をなんとしてもみずから見出してできうる限り明確に将来ビジョンとして描き、

2.そこへと至るロードマップやマイルストーンをバックキャストして具体的に策定し、自分自身に固有の人生の本質(バックボーン)に肉薄、しっかりと捉え、これを辿(たど)りながら、

3.あらん限りのパワーフォーカスをそこに加えて力強く骨太に、自分自身にとっての真に実のあるかけがえのない人生を歩まれんこと

を心より強く願っております。そして上記の実現のためには、why?とhow?をしっかり主張できることが求められます。

[1] 小泉憲裕, 医療・バイオはあたらしいデジタルだ-医デジ化による超高精度な診断・治療の実現-, SSH学問探究講義, 文部科学省SSH事業採択課題『科学的手法を身につけた有為な人材を育成する教育プログラムの開発』, 栃木高校, 2018.3.19.

講義風景