超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2014年10月16日木曜日

FUSシンポジウムにおける発表

我々と共同研究をしている横浜市立大学附属 市民総合医療センターの福田浩之先生が肝がんのトラッキングシステムについて下記、ご発表され、海外の研究者より非常に好評だったとのご報告をいただきました。

Hiroyuki Fukuda, Nobutaka Doba, Kazushi Numata, Ayako Takeda, Yoshiharu Hao, Akito Nozaki, Masaaki Kondo, Makoto Chuma, Shin Maeda, Tatsuya Fujii, Dongjun Lee, Norihiro Koizumi, Hiroyuki Tsukihara, Mamoru Mitsuishi, Yoichiro Matsumoto, and Katsuaki Tanaka, "Respiratory Tracking System of Hepatocellular Carcinoma Treatment Using FUS," in Proc. of Focused Ultrasound 2014 - 4th International Symposium, 2014.10.12-16, Bethesda North Marriott Hotel and Conference Center, Washington D.C., USA.

2014年10月14日火曜日

東大濱田純一総長にNIUTSをデモ紹介しました.

東大濱田純一総長にNIUTSをデモ紹介しました.

システムのコンセプトを説明しながら,実際に,腎臓ファントムをロボットが追従している様子をご覧になっていただき,

「どのような研究段階にあるのか?」とのご質問に対して、

すでにヒトの臓器を高精度に追従,90%の体動をキャンセルできる段階にある.

実際の患者さんのがんや結石を追従できるか確認する実験を今年度中に行なう予定である.

国外の大学や企業からも共同研究のオファーがあり,きわめて有望な将来医療基盤技術になるものと期待されていることを説明しました. ポスター(PDF, 405kB)
説明用ポスター


2014年10月1日水曜日

Scuola Superiore Sant'Annaの研究者とのディスカッション,ドイツHannover大学のBerend Denkena先生への研究紹介

9月30日にScuola Superiore Sant'AnnaのPaolo Dario先生の研究室に所属している超音波医療ロボットの研究者である、Marco MuraさんとAndrea CafarelliさんにNIUTSを紹介するとともに超音波治療ロボットの構築法についてディスカッションしました.特に,超音波による画像追従アルゴリズムについて理解を深めることができました.

左から,小泉,Andrea Cafarelliさん,Marco Muraさん,李君

また、10月4日にドイツHannover大学のBerend Denkena先生にわれわれのNIUTSをデモンストレーションしながら紹介しました.現在までに,ヒトの体動を90%近く補償できていることに対して、”Congratulations !”とEncourageしていただきました.