超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2014年6月6日金曜日

設計工学への論文掲載

設計工学に下記の解説論文が掲載されましたのでご報告もうしあげます.

小泉憲裕, 月原弘之, 光石 衛, "医デジ化にもとづく超音波医療診断・治療統合システムの構築法," 設計工学, Vol.49, No.6, pp.6-13, 2014. PDF(4.5MB)
http://www.jsde.or.jp/shuppan-j/2014/jl201406.html
内容:本報では,著者らが開発している非侵襲超音波医療診断・治療統合システムを例として取りあげ,著者らが提案する医デジ化に基づく医療支援システムの構築法について概説した.これまで製造業分野においてロボットに求められてきた役割は,『定型的な作業を人間では不可能な精度および速度でこなすこと』であった.他方,医療分野において今後期待されるロボットは『これまでは人間にしかできないと思われてきた複雑で非定型な文脈や状況に対して適切な判断および動作を高速・高精度かつ安全・安心に実行するとともに,医師の技能向上の仕組みを確保することで医療の質の向上を図り,新たな診断・治療の可能性を開拓する』ことであろう.

また,文科省の先端融合プログラムのページに研究への取り組みが紹介されました.
http://www.jst.go.jp/shincho/sentanyugo/base06/manpower.html
タイトル:『医療技能の技術化・デジタル化(医デジ化)』という独自のコンセプトにもとづく医療支援システムの構築法を確立する.