超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2018年2月6日火曜日

先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム最終『S』評価

10年間にわたる先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラムの最終評価の結果が2月6日発表となり、システム疾患生命科学による先端医療技術開発拠点(門脇 孝拠点長)が『S』評価を受けましたので、ご報告もうしあげます。

特に、イノベーションの項目評価は『S』で、そのなかにわれわれの『簡便かつ精確な内臓脂肪測定装置の製品開発』の取組みも主要な成果のひとつとして含まれております。

この場をお借りして、門脇 孝拠点長、佐久間一郎副拠点長、 窪田直人先生、廖 洪恩先生、月原弘之先生、浅野岳晴先生、湯橋一仁先生、三竹 毅先生、射谷和徳様、藤原洋子様はじめ先生方、皆様方のご助言・ご指導・御力添えに改めて深く深く深謝もうしあげます。

評価結果:
http://www.jst.go.jp/shincho/sentanyugo/program/post.html
http://www.jst.go.jp/shincho/sentanyugo/program/interim/post/h29/200712502016er.pdf

イノベーション創出:
医療コスト削減という社会課題を強く意識し、未病段階を含めた早期診断に注目し医療費低減を掲げた研究を推進した点が評価できる。医工連携・産学及び企業間の協働を推進し、超音波による非侵襲の内臓脂肪測定診断装置の開発、アディポネクチン(糖尿病診断マーカ)測定系の開発、脂質異常症治療薬の創薬最終段階への貢献等の将来的に大きな社会的・経済的インパクトが期待できる具体的成果が認められ高く評価できる。

超音波を用いた内臓脂肪面積計測の開発:
http://www.hitachi.co.jp/products/healthcare/products-support/contents/medix/pdf/vol65/p10-13.pdf