日本超音波医学会第37回関東甲信越地方会学術集会(9月27-28日、大宮ソニックシティ)において、 笠置 陸さん、遠藤 暁友さんらが研究成果発表を行ない、笠置 陸さんが日本超音波医学会第15回新人賞に選出されました。Congratulations!おめでとうございます!また、本研究発表にかかわり、いろいろさまざまなご助言・ご指導・お力添えを賜りました先生方、皆様、感謝・感激まことにありがとうございます。
審査員からはアルゴリズムの飛躍的な高速・高精度化の実現と2値(白黒)画像がつくれさえすれば原理的に画像診断モダリティ(MRI、超音波、X線CT等)やメーカーの機種によらない適用範囲の広さが高く評価されました。
同氏の一連の研究発表については医療機器メーカをはじめ、内容の問い合わせも多く、2年連続で医療用AI・ロボティクスの国際トップカンファレンス(CARS)において口頭発表で採択されるなど、国際的にもきわめて高いプレゼンスがあります。
なお、受賞講演および授賞式は、2026年5月29日(金)~31日(日)に東京国際フォーラムで開催される第99回日本超音波医学会学術集会にて執り行われる予定です。
賞の名称:日本超音波医学会新人賞
受賞対象論文:
笠置 陸,小泉 憲裕,沼田 和司,外部センサレスな肝腫瘍RFA治療効果判定のための深層学習を用いた新規レジストレーションシステム,新1-4,日本超音波医学会第37回関東甲信越地方会学術集会予稿集,pp.115,大宮ソニックシティ,2025.9.27-28.
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授賞式風景1 |
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授賞式風景2 |
発表風景1 |
発表風景2 |
笠置 陸,小泉 憲裕,沼田 和司,外部センサレスな肝腫瘍RFA治療効果判定のための深層学習を用いた新規レジストレーションシステム,新1-4,日本超音波医学会第37回関東甲信越地方会学術集会予稿集,pp.115,大宮ソニックシティ,2025.9.27-28.日本超音波医学会第15回新人賞受賞
臓器内に包まれた患部を撮像するための超音波プローブ断面位置・姿勢の深層学習による高速な推定と点群処理による精密な位置・姿勢補正とを効果的に融合することで従来型のシステムとは一線を画す革新的に高速・高精度な2D/3Dレジストレーション手法を新規に提案・実装している。本手法は臨床での幅広い応用展開が見込まれることから将来の革新的デジタル化医療診断・治療基盤技術として国内外の医工学研究者や医療機関・医療機器メーカから強く期待されている。
遠藤 暁友,小泉 憲裕,唐木田 楽,武笠 杏樹,小路 直,前立腺尖部を用いたMRI-TRUS融合画像ガイド下生検の自動化手法の提案,新1-6,日本超音波医学会第37回関東甲信越地方会学術集会予稿集,pp.116,大宮ソニックシティ,2025.9.27-28.