超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2019年5月17日金曜日

非侵襲の超音波診断・治療を支援するベッド型ロボットの開発プロジェクト

本研究開発プロジェクトでは, 画像適正化のための人体との接触安定性を考慮したベッド型超音波診断・治療ロボットを大林製作所、電気通信大学らが共同で研究・開発する

われわれが提案するロボットは、超音波画像データから、人工知能技術を用いて臓器内の患部を超高精度(目標抽出精度は1mm, 運動する臓器であっても2.5mm)に抽出・表示するとともにこれにロックオンする。これにより、治療の際の患部以外への損傷を大きく低減、誰もが一定水準以上で診断・治療することを強力に支援しようとするものである。

参考:
医デジ化に基づく医療支援システムの構築法

開発中のベッド型超音波診断・治療ロボット

助成事業名 平成30年度埼玉県新技術・製品化開発費補助金, 非侵襲の超音波診断・治療を支援するベッド型ロボットの開発, 代表機関:(株)大林製作所, 共同機関:ニイガタ(株), 電気通信大学, 横浜市立大学, 東京大学