道端先生の最新のご研究のなかで、体表のマーカーに加えて腫瘍などの体内のターゲットそのものを生体マーカーとして利用、基準点登録するという新しい発想をシステムに導入、新しいデバイスとして具現化したことが挙げられます。
これにより3次元CT画像および2次元超音波画像のターゲット近傍におけるレジストレーションの精度向上が可能になり、結果として超音波治療の精度が大きく向上する可能性が確認されました。この事実はわれわれの研究にとっても大いに示唆に富んだ、すばらしい研究成果であり、道端先生の発想・構想力に強く感服いたしました[1]。
Q and Aにおいては議論が沸騰、当初予定していた時間を大幅にオーバーする盛り上がりようで、われわれの医デジ化研究プロジェクトの方向性や研究内容についても強くエンカレッジたまわり、この場をお借りして厚くお礼もうしあげます。
参考文献:
[1] https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11548-017-1647-9
道端信貴先生によるご講演風景 |