超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2016年12月26日月曜日

MEDIX誌への論文掲載

MEDIX誌に窪田直人先生らとの共著論文が掲載されました。

窪田直人, 中川 徹, 小泉憲裕, 佐久間一郎, 門脇 孝, "超音波を用いた内臓脂肪面積計測の開発," MEDIX, Vol.65, pp.11-13, 2016.

内臓脂肪の蓄積は2型糖尿病をはじめとするさまざまな生活習慣病の基盤病態であることが広く認知されている。内臓脂肪は臍位置でのCT断面像で計測された内臓脂肪面積(Visceral Fat Area:以下、VFA)の計測で評価されるが、短期間で繰り返し計測が可能である簡便な測定法が望まれてきた。

そこでわれわれは、超音波診断装置を用いてComputed Tomography(以下、CT)で計測されたVFAと高い相関を持つ推定VFA測定技術の開発を行った。また、健診データからVFAと年齢、BMIの関係について解析を行い、VFA計測の必要性を確認した。ここでは、超音波を用いたVFA計測の開発背景や計測技術の概要、健診データ解析結果について報告する。