超高度に『医デジ化』された社会の実現

小泉 憲裕
(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授)

2014年8月20日水曜日

群馬大学重粒子線医学センターにおける講演・意見交換のミーティング

平成26年度「第5回 重粒子線医工連携セミナー」において下記の講演をおこない,その後重粒子線治療と超音波治療におけるモニタリングについての共通の課題や医工連携についてさまざまな観点から意見交換のミーティングを行ないました.当日は,金井達明先生,酒井真理先生をはじめ,群馬大学重粒子線医学センターの先生方より非常に有益なコメントを数多く賜り,この場をお借りして深謝もうしあげます.また,重粒子線の研究施設を見学させていただき,誠にありがとうございました.久保田佳樹先生を中心に,重粒子線治療における超音波技術の援用についてもいろいろとご教授賜り,まことにありがとうございました.大変勉強になりました.

日 時:平成26年8月19日(火)
場 所:群馬大学重粒子線医学センター
講 演:医デジ化にもとづく非侵襲超音波診断・治療統合システム(NIUTS)の構築法
内容:ITおよびロボット技術(IRT)を利用して人間の熟練した技能を再構築する、言わば “技能の技術化・デジタル化” がテクノロジーの発達とともに可能になりつつある。すでに製造業分野では、超高精度の作業がロボットによって実現されている。高度な技能を要求される医療分野においても医療診断・治療ロボットの開発により、熟練した専門医のように人体に対して安全・安心に動作する高精度な診断・治療を実現することが期待されている。本講演では、非侵襲超音波医療診断・治療統合システムを例としてとりあげ、医デジ化にもとづく医療支援システムの構築法について概説する。

講演後の記念写真